2006年08月20日

『スカイ・クロラ』と『ナ・バ・テア』

スカイ・クロラ スカイ・クロラ
僕はまだ子供で、
ときどき、
右手が人を殺す。
その代わり、
誰かの右手が、
僕を殺してくれるだろう。
僕は、
空で
生きているわけではない。
空の底に沈んでいる。

ここで生きているんだ。

ナ・バ・テア ナ・バ・テア

空で活きる少年の物語。

死と隣り合わせの飛行で生命を実感する、そんな世界。
空を飛ぶ感覚と神経を研ぎ澄ます感覚のテキスト。
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2005年12月31日

『オペラントの肖像』

幻想と怪奇の短編集、異形コレクション「アート偏愛」収録作品。
平山夢明、絶望の物語を綴らせるに於いては比類なき作家と存じます。

理性が人々の行動を抑制し、支配する理想的社会。
「芸術」はその律された行動パターンの条件付けを揺るがす「楕術」とされ、禁じられている。
その「楕術」を愛する者の物語。
芸術とはなにか、芸術の意義を再度問う…と小難しい解釈をしても良いのだけれど、やはり、ただ単に、その閉塞感と絶望感を味わうのが好い。

他の収録作品は未読。読み終えた毎に感想を書ければと思いますが…未定。

▼『アート偏愛』著者一覧▼
◆朝松 健◆飛鳥部 勝則◆有栖川 有栖◆井上 雅彦◆大槻ケンヂ◆奥田 哲也◆折原 一◆加門 七海◆菊地 秀行◆佐々木 ゆう◆高野 史緒◆竹河 聖◆田中 文雄◆友成 純一◆速瀬 れい◆平山夢明◆牧野 修◆間瀬 純子◆皆川 博子◆森 真沙子◆吉川 良太郎◆三浦 悦子◆谷 敦志◆細井 克郎◆
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2005年11月16日

発売チェックしてなかった…。

偶々本屋に行ったら見つけたので購入、上遠野浩平著『メモリアノイズの流転現象』

『ソウルドロップの幽体研究』の続きのようです。
(『ソウルドロップの幽体研究』の感想⇒こちら

眼が疲弊しているので後々暇を見て読むつもりです。

楽しみv
posted by REMRED at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 上遠野 浩平 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月09日

『φは壊れたね』読了。

儀式のように装飾された密室。
そこに動機や感情を推察することはできない。

事件に関わる「探偵」キャラのスタンスがかなり俯瞰的。
感傷が関わらないのが実に冷淡とも言える清清しさを感じる。
謎解きは「昨今の正統派」。
ミステリとは。
トリックとは。
そんなことを原点に立ち返って考えてみろ、とでも言いたげな作品。

私的感想として
親しみを一切感じない。
そして…しかしやはり。
西之園萌絵は苦手キャラだ…。
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2005年10月30日

読了記が滞ってます…

ここ最近読んだ本。

島田荘司著 「透明人間の納屋」
西尾維新  「ネコソギラジカル(上)」
綾辻行人  「どんどん橋落ちた」
有栖川有栖 「白い兎が逃げる」
      「幽霊刑事」

…もう既に、感想忘れそう…(苦笑

おまけ。再読本。
平山夢明  「メルキオールの惨劇」
posted by REMRED at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | その他。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月22日

『神様ゲーム』読了。2005.09.19.

麻耶雄嵩著『神様ゲーム』読了。

「ぼくは神様なんだ」と語る少年。
そんな「鈴木くん」の『神様ごっこ』に「ぼく」は付き合ってやるつもりでいたのだけれど…。

以下、ネタバレ含む感想文です。カーソル反転してご覧下さい。
「ぼく」は、ごくごく普通の小学生だ。
猫の虐殺事件を好きな女の子のため、また、友達との探偵団の活動として解決のために「ぼく」はあれこれ考える。
そんなとき、たまたま話すきっかけを持ったのが自分を神様だという「鈴木くん」。
その言葉を冗談だと認めさせようとして「猫殺しの犯人」を訊ねる「ぼく」。
真実を言い当てる鈴木くん」の言葉を「ぼく」は「次第に信じるようになる。
「神様」は優しくない。
「現実」と同じように。
子どもだった「ぼく」が漠然と持っていた希望や憧憬を少しずつ確実に失ってゆく。
終盤、本当の誕生日に吹き消すろうそくの火と共に失った夢や希望の代わりに、
信じがたい現実でもまっすぐ見つめる強さを手に入れる。


表紙の絵柄と文字サイズは、児童向けの様相ですが、中身は「やっぱり麻耶雄嵩」的な麻耶雄嵩らしい物語展開でした。

やっぱりなんとなく暗澹なあたり、好きです、麻耶 雄嵩の作品。
posted by REMRED at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 麻耶 雄嵩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月29日

『ビートのディシプリンside4』読了。

ビートのディシプリン(side ビートのディシプリン(side 4)

著者:上遠野浩平
出版社:メディアワークス/角川書店メディアワー

シリーズ最終巻です。
でも実はまだまだ続く、みたいな(爆)
だんだん哲学的な様相を呈してきていますが…嫌いじゃないです、こういうの。

ネタバレ含む感想↓(カーソルで反転してご覧ください)
絶体絶命の危機をぎりぎり紙一重で逃れ逃れて生き延びる。
生きていくことがぎりぎりで、余裕などないはずなのに、何のために生きるか、何故生きることを諦めないのか、生きる意味はあるのか…ビートは考える。
しかし、それを考えること、『カーメン』を追い求めることが、『未来』を想うための唯一の手段なのだ。

ピート・ビートの苦行を通して描かれるのは、その世界そのもの。
認識で世界が成り立っているという世界観を、ピート・ビートの受難と思考をまわりくどく共に辿ることで認識を他人に伝達することの困難さと、その認識そのものをを、実感を伴って伝えてくれる…。
あぁなんて本質の説明しにくい話…(私が勝手にそうしてるのか…?/笑)
そしてやっぱり出番のなかった死神…。
ビートも死ぬことなく、ffも死ぬことなく、イナズマも死ぬことなく。
しかし、新キャラも続々登場したこの最終巻ですが、収まるべき形に落ち着いて終わったなという印象です。
ちょっと、飽きそうかも…と思いつつ、でもやっぱりきっと上遠野氏の新作が出たら購入していることでしょう。
世界観が繋がってるから、どの作品もついつい読みたくなってしまうのでしょうね。

次はナイトウォッチ・シリーズ(※)あたり、新作でないかなーと期待。

ナイトウォッチ・シリーズは、ナイトウォッチ(夜を見る)戦闘機を以って、宇宙空間で未知なる存在である虎空牙と戦う少年少女の闘争と思索の物語です。
ぼくらは虚空に夜を視るをはじめ、わたしは虚夢を月に聴くあなたは虚人と星に舞う の3作が出てます。
posted by REMRED at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 上遠野 浩平 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月16日

「東京異端者日記」再読。

以前、手に入らずに図書館で借りて読んだのですが、楽天booksにて在庫があるのを発見し、購入を決意。
東京異端者日記
東京異端者日記

森奈津子氏のサイトで公開された日記を纏めたもので、彼女の個性的で素敵なご友人(同業の方、編集の方等等)との交流や、作家生活を垣間見ることのできる一冊です。
内容的には、セクシャルマイノリティ、ゲイカルチャーなどの話題が多いですね。
posted by REMRED at 18:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 森 奈津子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月31日

『人形式モナリザ』読了。

思想思索がメインなのかな…。
悪くは無いです。
しかし推理小説に恋愛要素が多いと、ちょっとひく。

そんなわけで
★★☆☆☆

人形式モナリザ人形式モナリザ


著者:森博嗣
出版社:講談社
posted by REMRED at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 森 博嗣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月27日

『黒猫の三角』読了。

…登場人物の名前が読みにくいです。
わたくし、登場人物の名前覚えるのがめんどくさいという理由で、海外推理物はあまり読まないんですが、日本語でも読みにくい作品はある。

黒猫の三角 黒猫の三角

著者:森博嗣
出版社:講談社

キャラクタが個性的です。
が、私的には、あまり惹かれるキャラクタがいないのが残念。
トリックは、同じシリーズじゃ二度使えないネタですね。
もっとも、同じようなトリックを何度も使うような作家さんではないだろうが。
兎も角、侮ってはいけなかった。
気を抜いて読んでたら見事にダマされた。
面白かったです、うん。
posted by REMRED at 20:05| Comment(0) | TrackBack(1) | 森 博嗣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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