2005年05月27日

皆川 博子著『骨笛』読了。


骨笛
著者: 皆川 博子
出版社:集英社文庫

セピアなイメージが浮かぶ短編集。
読みながら漠然と、別々の話が収録されてるんだろうなと思って読み進めたら、ちょっとずつリンクしてて、一冊で一枚の絵になる感じでした。

タイトルと表紙の色彩に惹かれて読んでみたけど、予想より好かった。
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2005年05月22日

『石ノ目』読了。

石ノ目 石ノ目

著者:乙一
出版社:集英社
本体価格:857円
むかし『夏と花火と私の死体』を読んだときにも思ったのは『挿絵が好みじゃない…』(同じ挿絵描きさんだと思われます)…です。

以下、各話ごとの一言感想。

『石ノ目』
「わたし」の郷里に伝わる石ノ目の伝説、その姿を見た者は石になると云うが…。
『はじめ』
ほんの小さなうそからはじまる物語。
不安定な少年期の世界は奇跡が起こるに相応しい。
『BLUE』
誠実さを表す色でもある。
まるで童話のような、ピュアなココロのお話。
『平面いぬ。』
泣けました。

以上、4編収録。

乙一氏の物語は、淡々と語られ、穏やかに総てを肯定する。
そんな印象を与えられる短編集です。
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2005年05月19日

『猫の息子』読了。

猫の息子眠り猫2
猫の息子 −眠り猫2
著者:花村萬月
出版社:新潮社

先日読んだ眠り猫 の続編。
↓感想(↓以下ネタバレを含む。カーソル反転にてご覧ください)
相も変わらず、ヴァイオレンス全開。そして、そこにもここにもバイクまにあっぽさが。
タイトルどおり、主人公は「眠り猫」仁賀の息子、タケ。
美少年二人、殴りあう友情(?)
冴えない外見のおっさん二人、殴りあう友情(?)
哀愁感じますね…。
…すこしばかり飽きたのかな、ちょっと真面目に読めない自分がいます。
でも、
『善い事をするのは難しい。』
『慈善じゃない。自己満足だ。』
これ、イイな、と思う。
個人的な美学を貫くのは格好良いと思う。


『花村萬月』、読んだ中ではブルース がいちばん面白かった。
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2005年05月17日

異形コレクション『魔地図』読了。

冒頭、編者井上氏による序文によると、異形コレクションはこれで通算32冊目だそうです。
井上 雅彦著 魔地図

この異形シリーズ、購入したものの他は、平山夢明や森奈津子など、お気に入りの作家さんが寄稿されているものや、面白そうなタイトルのもの、だけ読んでます。
以下、順に一言感想とタイトルを判る範囲で御紹介。

廣済堂文庫刊行された作品
『ラブ・フリーク』 未読。
『侵略!』 未読。
『変身』 未読。
『悪魔の発明』 未読。
『水妖』 …パラ読みした記憶はあるけど、内容をあまり覚えてない…
『屍者の行進』 森奈津子著『語る石』収録。ホラーというけど、穏やかな死者との話。
『チャイルド』 森奈津子著『一郎と一馬』収録。
『月の物語』 高橋葉介氏の漫画が収録されてます。
『グランドホテル』 未読。
『時間怪談』 未読。
『トロピカル』 飯野文彦著『椰子の実』と言う作品が印象に残っています。南国フルーツの濃厚なにおいがしそうな文章だったと記憶しています。
『GOD』 未読。
『俳優』 未読。
『世紀末サーカス』 平山夢明著『Ωの聖餐』収録。最後に一文にニヤリとさせられます、あぁ平山夢明だ、ってカンジで。これが友人に借りて、一番最初に読んだ異形コレクション。
『宇宙生物ゾーン』 未読。

光文社文庫から刊行された作品
『帰還』 未読。
『ロボットの夜』 未読…?平山夢明著『卵男』収録。
『幽霊船』 未読。
夢魔』 平山夢明氏は『怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男』という長さギネスに挑戦するかのようなタイトルの作品を寄稿。
『玩具館』 未読。
『マスカレード』 未読。
『恐怖症』 未読。
『キネマ・キネマ』 映画はイイですね。
『酒の夜語り』 森奈津子著なぜかバーテンダーが素敵。
『獣人』 平山夢明著『けだもの』収録。ややファンタジックな作品でした。
『夏のグランドホテル』 未読。
教室』 平山夢明著『実験と被験と』収録。
『アジアン怪綺(ゴシック)』 未読。
『黒い遊園地』 未読。
蒐集家(コレクター)』 平山夢明著『枷』、中島らも著『DECO−CHIN』など収録。
『妖女』 未読。
魔地図』 平山夢明著『独白するユニバーサル横メルカトル』変わった着想だなぁとか。

カッパノベルズから刊行された作品(上記通算からは除外されてるもよう)
『十月のカーニヴァル』 未読。
『雪女のキス』 未読。
『櫻憑き』 未読。
人魚の血』  途中読み。人魚と言うのはとても好きなモチーフです。

シリーズの半分も読んでいないのに言うのは少々気が引けますが、やはり『蒐集家』 が今のとこ一番好きですねー。蒐集に纏わる執着は恐怖と狂気の温床といえるでしょうから。ね。

ざっとこんな感じですが、より詳しく知りたい方は、作家安孫子武丸氏らによる作家自らデジタルな小説を直接読者に提供する趣旨で運営されている
e-NOVELS の特集記事をごらんいただくのが判りやすく見やすくて良ろしいかと存じます。
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2005年05月10日

『眠り猫』読了。

珍しいタイプの探偵の話とも言えるが、読後、残った印象では「夫婦」や、「父と息子」のと「男」の意地

私立探偵二人組の一方、眠り猫こと元刑事の仁賀は、見た目冴えないけど魅力的なおじさん。
花村萬月氏の作に多々見られるタイプ。他方、元やくざの長田は、クールだ。

対して、ヒロイン村上冴子のインパクト薄。
ラストも、物足りなさが否めない。

起承転結でいうと、起、承、転、までイイ感じなのに、結、でちょっと薄めすぎたカルピスみたいな味になってるカンジ。

…でも、花村萬月著作の他のが面白かったから物足りない気がするのかも。

私的評価:☆☆
眠り猫
眠り猫
著者:花村萬月
出版社:新潮社

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